今回紹介する催しはロボカップジャパンオープン2018です。
ロボカップジャパンオープンは2018年5月3日から5日まで岐阜県の大垣市で開かれました。私たちは会場内のWRS(後述)のブースでヒューマンナビゲーションのボランティアをしました。
ロボカップは自立移動型ロボットによる競技大会です。ロボカップについては詳しくはこのウェブサイトをご覧ください。
ジャパンオープンは毎年日本で開催されるロボカップの国内大会です。ジャパンオープンでは様々なリーグが開かれています。ロボカップジャパンオープンについてはこちらのサイトをご覧ください。
今回のジャパンオープンでは今年開かれるWorld Robot Summit 2018 (通称WRS2018)の開催前イベントが開かれました。WRS 2018についてはこのリンクから確認してください。私たちはWRS2018のボランティアに参加しました。
会場ではWRS2018の競技の一つであるパートナーロボットチャレンジ(バーチャルスペース)のヒューマンナビゲーションの公開デモが行われました。この競技では「家庭環境における人とロボットの協働」を目指し、バーチャル空間での人とロボットのインタラクション能力を競います。ヒューマンナビゲーションについてはこちらをご覧ください。
この競技はシミュレーション内でのロボットの性能を競うことが目的なので、実機を使わずVR空間でシミュレーションをします。この競技でロボットは部屋にある物体がどこにあるか人に教えてくれます。その指示を聞いた人はその物体を取りに行き、無事指示通りに物体を掴むことができれば、スコアに加点されます。制限時間内に早くかつ正しく指示を達成し、スコアが高いチームが勝ちとなります。私たちのボランティアは実際にヘッドマウントディスプレイを装備し、ロボットの指示を達成することです。
実際にヘッドマウントディスプレイを装備し、ヒューマンナビゲーションを体験しました。チームは6チームほどあり、チームによって指示が変わります。またあるチームはバグが残っていたので、人に指示を出せないチームもありました。そのため、私が体験した時はロボットの指示がなかったことがあったので、今自分が何を指示されているか混乱することもありました。
私も含め10人程のボランティアが、このシミュレーションに参加しましたが、私たちの大半はロボットの指示通りの作業を達成できませんでした。私たちがVR空間で何を見ているかが、会場の大きなディスプレイにも表示されていたので、私たちの苦戦している様子も来場者に伝わったと思います。