NAIST 霜月茶会

11月15日にNAISTで霜月茶会が大学会館の2階で行われました. 主催のNAIST茶道会は,旧情報科学研究科の職員の方が設立し,後に、認定課外活動団体への登録を受け,今では学生も所属しています.今回のお茶会は,25周年ということもあり,薄茶90名,濃茶40名の計130名の方が来られました. [caption id=attachment_2069 align=aligncenter width=2000] NAIST茶道部のメンバー.私の席では左の男性の方が亭主としてお茶を点ててくれました.[/caption] 濃茶と薄茶の違いは,抹茶の量で.薄茶は,だいたい一杓半のお抹茶を使用しますが,濃茶は三杓のお抹茶を使用します.また,濃茶は一般的に,一つのお茶碗で回し飲みます. [caption id=attachment_2070 align=aligncenter width=2000] お抹茶と山茶花をイメージした和菓子[/caption] 今回,私たちは,濃茶を頂きました.10人強で和室に入り,静寂に包まれている部屋で正座をし,まず,花仙堂の山茶花というお茶菓子を頂きました.その後,亭主である本学の修士2年生の方にお茶を点てて頂き,4人で回し飲みしました.作法がとても難しく,通常のお茶会より時間がかかりました. [caption id=attachment_2071 align=aligncenter width=2000] 台湾から来た留学生も初めてお茶会に参加.[/caption] 吉祥の抹茶,松喰鶴地紋の釜,

オープンキャンパス2018

高山サイエンスタウンフェスティバルの一環として、一般の方に対して、展示やデモンストレーション等を行うオープンキャンパスが11月11日日曜日に開催されました。 普段のNAISTで開かれるオープンキャンパスはNAIST入学希望者に対して開かれますが、今回は家族で参加される方が多く、学内もたくさんの来場者で賑わっていました。 たくさんの人で廊下が進むのも困難でした今回はNAISTマスコットキャラクターを投票するブースがあり, 9つのキャラクター候補がブースに掲載されていました。その中から好きなキャラクターを3つまで選んで投票することができ、参加者には景品としてジュースが配られたため、たくさんの子供達が集まっていました。
キャラクターに設定された個性も様々で、どれも魅力的に見えました。
情報科学棟ではたくさんのデモが用意されていました。子供が多かったブースをここで紹介していきたいと思います。   まずは光メディア研究室のブースです。ここではキネクトカメラを用いたデモを紹介していました。キネクトによって識別された人のポーズを映していました。子供達は自分のポーズが認識される様子を楽しんでいました。
キネクトカメラで子供達を撮影します。認識されたポーズが画面上に映し出され、人間がどんなポーズを取っていたか解析しています。
この催しも行列ができています。
続いて知能システム制御研究室です。写真に示しているような倒立振子を操作して迷路を走破させていました。倒立振子はコントローラーを使って片輪ずつ回転させることができます。倒立振子は倒すことなく操作することが求められます。子供達は倒立振子の制御を体験していました。
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UC Davis に三ヶ月行ってきました。

計算システムズ生物学研究室の井上です。 7/1から10/1まで University of California Davis にて研究を行ってきたため、その報告をしたいと思います。 UC Davis はCalifornia州の中央部に位置するDavis にあり、University of California シリーズにおける農学・獣医学の一大拠点となっています。 今回の滞在で私は UC Davis Genome Center の Fiehn lab に所属して研究を行っていました。Fiehn lab では主にマススペクトルの研究を行っており、数多くのデータベースの公開も行っています。中でも私は Cheminformatics に関する研究を行っていました。 Fiehn lab にはマススペクトルのデータベース、MONAがあり、こちらにデータの投稿を行うことで、全世界に公開することが出来ます。しかし、現状ではデータに対するアノテーションを手動で行わないといけないため、データの投稿への障壁があります。本研究では機械学習を用いて自動でアノテーションを行うことでデータの投稿への障壁を減らすことを目的として開発を行いました。 一日のリズムとしては、10時から17時で研究を行い、その時間以外は余暇という形で生活していました。またラボの雰囲気はとても良く、金曜日の17時からはラボでワインを開けたりしていました。 宿泊先は初めの月はAirBnB、2、3ヶ月目は学生用のアパートに住んでいました。 アメリカでは部屋を借りるとき、不用品を売るときにFacebookのグループ内でルームシェアをする人や売却先を探すのが一般的なようです。 また食事はランチは大学のカフェテリアで、夕食は家で自炊をしていました。 カリフォルニアに行ったら絶対に食べたほうがいいin-n-out burger サンフランシスコで食べたピザとビール パブで食べたフィッシュアンドチップスとプレッツェル …お察しの通りジャンキーなものが多いです。 日本食が食べたくなったりもするんですが、結構日本食を買えるお店もありまた寿司屋や焼き鳥屋などもありました。 Continue Reading ››

NAISTの学生ドイツへ行く。

今回私はこれから海外留学に行くロボティクス研究室博士後期課程2年 湯口 彰重さんにインタビューしてきました。 湯口さんは日本人の学生が海外留学に行くことを支援するトビタテ!留学JAPANを利用して10月からドイツへ留学します。このプロジェクトは留学を希望している学生に対して返済不要の奨学金が支給されます。このプロジェクトの奨学金を受け取るには、書類審査と面接選考を突破する必要があります。留学中にどんなことをやるのか自分で留学計画を作成して、その内容が審査されます。返済不要の奨学金ともあって、トビタテ!留学JAPANの選考の倍率は3倍を超えることもあります。湯口さんは厳しい選考を突破してこの留学トビタテ!JAPANに採択されました。今回はその湯口さんの留学計画を聞いてきました。
トビタテ!留学Japanのポスター。毎年2回募集している。
湯口さんはドイツのカールスルーエ工科大学に1年間留学します。カールスルーエ工科大学には高性能なロボットがあり、その研究も盛んに行われています。湯口さんの専攻は人型コミュ二ケーションロボットを用いた研究で、カールスルーエ工科大学で人型ロボットの視線行動計画や視覚に関する研究を行う予定です。
研究に使用する人型コミュニケーションロボット
視線行動計画の研究とは人間らしい視線のふるまいや視覚情報の処理を人型ロボットで実現するのが目的です。カールスルーエ工科大学では目の部分にカメラを取り付けた人型ロボットを使って研究を行い、自分の研究に新しい広がりを出したいそうです。湯口さんは今まで、国際学会や国際的なロボット競技大会への参加や後述するアメリカのカーネギーメロン大学での短期留学を通して、近年の海外のロボット研究の勢いに危機感を覚えたそうです。特にアメリカやドイツはロボット研究においてトップレベルだと感じており、今回の留学はドイツに決めました。特にカールスルーエ工科大学にはNAISTのロボティクス研究室と繋がりがあり、カールスルーエ工科大学からもNAISTのロボティクス研究室に留学生が来ていました。 また、留学をするにあたって湯口さんは自身の英語能力を上げたいと思っています。湯口さんは、一般的に日本人は英語に対して苦手意識があり、日本人が英語を使ったコミュニティーに参加しにくいと思っています。湯口さんは、NAISTのロボティクス研究室に来ている留学生との交流や、研究室のプログラムを利用してアメリカのカーネギーメロン大学ロボティクス研究所に1ヶ月ほど滞在した時に、英語のコミュニケーション能力を重要に感じ、自身の英語能力を向上させたいと感じたそうです。 ドイツへの留学中に、日本とは違う環境で研究成果を出したいと言っていました。最低でも国際学会や国際学術誌に向け1本以上論文を書き上げたいそうです。また、湯口さんは博物館や美術館に行くことや旅行が趣味なので、ドイツと日本の文化の違いを体験したいそうです。ヨーロッパに行くことは初めての経験になるので、ヨーロッパの芸術を見ておきたいそうです。

WRS2018でのボランティア活動

今回紹介する催しはロボカップジャパンオープン2018です。 ロボカップジャパンオープンは2018年5月3日から5日まで岐阜県の大垣市で開かれました。私たちは会場内のWRS(後述)のブースでヒューマンナビゲーションのボランティアをしました。 ロボカップは自立移動型ロボットによる競技大会です。ロボカップについては詳しくはこのウェブサイトをご覧ください。 ジャパンオープンは毎年日本で開催されるロボカップの国内大会です。ジャパンオープンでは様々なリーグが開かれています。ロボカップジャパンオープンについてはこちらのサイトをご覧ください。
日本で開かれるロボカップ ジャパンオープン2018 おおがき。
今回のジャパンオープンでは今年開かれるWorld Robot Summit 2018 (通称WRS2018)の開催前イベントが開かれました。WRS 2018についてはこのリンクから確認してください。私たちはWRS2018のボランティアに参加しました。 会場ではWRS2018の競技の一つであるパートナーロボットチャレンジ(バーチャルスペース)のヒューマンナビゲーションの公開デモが行われました。この競技では「家庭環境における人とロボットの協働」を目指し、バーチャル空間での人とロボットのインタラクション能力を競います。ヒューマンナビゲーションについてはこちらをご覧ください。 この競技はシミュレーション内でのロボットの性能を競うことが目的なので、実機を使わずVR空間でシミュレーションをします。この競技でロボットは部屋にある物体がどこにあるか人に教えてくれます。その指示を聞いた人はその物体を取りに行き、無事指示通りに物体を掴むことができれば、スコアに加点されます。制限時間内に早くかつ正しく指示を達成し、スコアが高いチームが勝ちとなります。私たちのボランティアは実際にヘッドマウントディスプレイを装備し、ロボットの指示を達成することです。
実際にヘッドマウントディスプレイを装備している様子。
HMD(ヘッドマウスディスプレイ)でシミュレーションします。
実際にヘッドマウントディスプレイを装備し、ヒューマンナビゲーションを体験しました。チームは6チームほどあり、チームによって指示が変わります。またあるチームはバグが残っていたので、人に指示を出せないチームもありました。そのため、私が体験した時はロボットの指示がなかったことがあったので、今自分が何を指示されているか混乱することもありました。 私も含め10人程のボランティアが、このシミュレーションに参加しましたが、私たちの大半はロボットの指示通りの作業を達成できませんでした。私たちがVR空間で何を見ているかが、会場の大きなディスプレイにも表示されていたので、私たちの苦戦している様子も来場者に伝わったと思います。

2018年2月のオープンキャンパス

ちょっと遅い報告ですが、2月のオープンキャンパスについてです。。今回は展示されていた各研究室の写真を取ってきたので、一枚ずつ紹介していきたいと思います。 ロボティクス研究室 主にロボットに関する研究室です。私が所属している研究室でもあります。2から3種類ほどのロボットを展示していました。
私が所属しているロボティクス研究室です。
双腕ロボットによる洗濯物たたみのデモ披露
双腕ロボットによる洗濯物たたみのデモ披露
インタラクティブメディア研究室メディアをどのように表現するか研究を行なっています。ARやVR技術を取り扱っていたり、スマートグラスを用いた研究などもしています。
AR画像のデモプレイをしています。
AR画像のデモプレイをしています。
見学者にAR画像の体験をしてもらってます。
見学者にAR画像の体験をしてもらってます。
コンピューティングアーキテクチャ研究室 超小型低電力高性能コンピュータシステムを開発できる次世代技術を研究します。小さいマシンで高スペックな機能を発揮できるようなCPUなどを開発しています。 教授が詳細を説明していました。Continue Reading ››

第23回 駅伝大会(吉川杯)開催

11月1日、毎年恒例の駅伝大会(吉川杯)が開催されました! 吉川杯は学内の学生ならびに職員同士の親睦を深めるために始められた駅伝大会で、今年で23回目を迎えるNAISTの伝統的な催しです 近年はハロウィンブームもあり、仮装をして走るグループが増えて会場は賑やかな様子です ポケモン、ジブリ作品、ニンテンドースイッチ、お弁当・・・などと言った、バラエティに富んだ種類の仮装がなされており、開会前から会場は大賑わい! imag1610 imag1616 写真撮影をする姿もちらほら 某国大統領も集団でご参加です。 imag1617 img_20171101_150843842 天候にも恵まれ、コンディションも整ったところで・・・ よーい、スタート! imag1620 仮装をしながらも、快調な走りで学内に爽やかな風を吹かせます 中には走りながらパフォーマンスをするチームも! img_20171101_155049171 img_20171101_153317369Continue Reading ››

NAIST Tea Time #13:フルーツとパルクール

”グローバルキャンパスイベントNAIST Tea Time”はNAIST学生とスタッフが話題を決めて紹介する定期的なイベントです。2017年7月6日に開かれたNAIST Tea Timeでは、学生とスタッフがベトナムのデザートであるChè Trái Cây「フルーツのチェー」というデザートを味わいました。
Le Quynh GiangさんとMai Chi Thanhさんによるベトナムの一般的なフルーツサラダ風のデザートである、Chè Trái Câyの作り方を実演してます。
Le Quynh GiangさんとMai Chi Thanhさんによるベトナムの一般的なフルーツサラダ風のデザートである、Chè Trái Câyの作り方を実演してます。
NAIST Tea Timeはいつもリフレッシュメントやスナックの紹介から始まります。この日のプレゼンターであるLe Quynh GiangさんとMai Chi Thanhさんから教わったこのChè Trái Câyは、ソウルフードとして人気があり、(フランスの植民地時代の名残のある)ベトナムの多くのカフェで楽しまれます。四角形にカットされた果物(マンゴー、パパイヤ、パイナップル、ジャックフルーツなどが伝統的ですが、さらにイチゴ、キウイ、その他お好みでなんでも追加できる)で作られ、ココナッツミルクやヨーグルトなどを上からかければ完成です。実に楽しい作業です。
ヨーグルトやココナッツミルクがけをみんなで楽しむ様子。
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先生、こんにちは。

NAISTは学生の体と心の健康維持にとても気を使っています。キャンパス内の保険管理センタでは1年中相談を受け付けいますし、毎年、全ての学生と教職員の全員を対象に健康診断を毎年行っています。この四日間わたる健康診断でNAISTの3研究科の1000人を超える学生に対応します。
血圧測定、血液検査そして視力検査の準備完了。各検査は数分で終わります。
お医者さんと看護師さんらが計画的に配置され、手順良く効率的に作業をこなしていきます。全ての検査が完了するのに30分も掛からないのに検査は完璧です。この検査は身体測定、視力検査、聴力検査、血圧測定、胸部x線レントゲン、尿検査、血液検査があります。特定の物質や装置を取り扱う学生に対しては、追加の検査があります。
視力検査、尿検査
健康診断に向かう前に忘れてはいけないことがいくつかあります。事前に配られた問診票を持ってくること、健康診断の前日は夜食をやめること、そして朝にトイレに行かないことです。列が長くなるので、早く行くことが賢い選択です。
x線検査車が来ると、それがNAISTの診察時間です!
健康診断が終わった後、学生は自分の健康状態を改善するための詳細な報告書を受け取ります。
そのレポートは3年前までのデータが載っています。
健康診断であなたが太りすぎと判定されましたか? なら学内のスポーツサークルに参加し、体重を減らしスーパーモデルになりましょう!現在活動中のスポーツクラブのリストはNAIST GSKによって<a href="http://naistgsk.com/en/student-clubs/"NAISR GSKのサイト に載っています。 楽しんでください! これは英文を翻訳したものです。原文はこちらです。

流しそうめんで夏を満喫

暑い夏まで少しありますが、学内イベントの紹介をさせてください。日本の夏の食べ物と言えば素麺ですね。今回は、昨年行われた、流しそうめんイベントを紹介します。原文はコチラです。 NAIST GSKが、流しそうめんイベントを企画、外で夏の一日を楽しみました。 流しそうめんは日本の夏の風物詩です。 細長い麺を冷たい水を使って竹樋に流し、参加者は箸で麺をつかみ、麺つゆに浸して食べます。老若男女に愛され楽しまれています!
M1の学生のWadaさんが新鮮な竹を使って構築してます。
竹を分けた後に、水を流すために節を除去します。
もし材料が揃っているなら、流しそうめんは簡単です。このパーティの材料は近くの竹林で調達しました。その竹林の竹は、地元のお茶職人も茶筅の原材料として使っています。あなたは、このNAISTの街が茶筅の発祥の地であり、日本の茶筅の90%がここで作られていることを知っていますか?嘘に聞こえるかもしれませんが、これは事実です。
高山町にある街灯でさえ茶筅の形に模しています。
D1学生のTakataniさんが三つのガスコンロを使ってそうめんを準備してます。
そうめんはたった2分で茹であがります。素早く冷水で冷やされて、竹樋に流されるのを待ちます。そして、参加者は箸でキャッチし、口に運びます。麺を床に落とすことは伝統的にタブーであり、隣人から一瞥されます。箸遣いの腕が試される場です。 Continue Reading ››

キャンパスクリーンデー2016: みんなで楽しく!

10月6日、学生たちは、キャンパスクリーンデーという催しに参加しました。これは、毎年10月に開催されるNAISTの恒例行事で、NAIST全学の学生と教職員が一斉に校庭の清掃を行います。単に校庭を掃くだけではなく、街路に敷き詰められた石畳の間から絶えることなく伸びてくる雑草を抜いたりもします。 この行事の中で、私達は何人かの学生から話を聞きました。中学校や高校で学校の掃除を当たり前に行ってきた日本人学生にとってはそれほど珍しくない行事のようです。中国でも小学校から高校まで掃除はもっぱら生徒たちの仕事だそうです。 しかし、ほとんどの留学生にとっては、このような活動は初めての経験だったようです。フィリピン、ドイツ、ロシア、スペイン・・・多くの学生が彼らの国にはこんな習慣がないとコメントしましたが、同時に、外に出て、新しい人と出会い、さらに友達まで作れるいいチャンスだととらえていました。研究室内でのタイトな仕事に一息つき、運動不足を解消する格好の機会となりました。 1時間の作業の後は、準備されていた飲み物で乾杯。日が沈むころには、その場でふるまわれたご褒美の焼きそばと焼き芋に舌鼓を打ちました。 NAISTをきれいにすること自体素晴らしいことですが、学生と教員が分け隔てなく協力することに深い意味が込められているように思います。また来年のこの日を楽しみにしています。
掃除しながら友達づくり。
掃除しながら友達づくり。
みるみる綺麗になっていきます。
みるみる綺麗になっていきます。
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