NAIST 霜月茶会

11月15日にNAISTで霜月茶会が大学会館の2階で行われました. 主催のNAIST茶道会は,旧情報科学研究科の職員の方が設立し,後に、認定課外活動団体への登録を受け,今では学生も所属しています.今回のお茶会は,25周年ということもあり,薄茶90名,濃茶40名の計130名の方が来られました.

NAIST茶道部のメンバー.私の席では左の男性の方が亭主としてお茶を点ててくれました.

濃茶と薄茶の違いは,抹茶の量で.薄茶は,だいたい一杓半のお抹茶を使用しますが,濃茶は三杓のお抹茶を使用します.また,濃茶は一般的に,一つのお茶碗で回し飲みます.

お抹茶と山茶花をイメージした和菓子

今回,私たちは,濃茶を頂きました.10人強で和室に入り,静寂に包まれている部屋で正座をし,まず,花仙堂の山茶花というお茶菓子を頂きました.その後,亭主である本学の修士2年生の方にお茶を点てて頂き,4人で回し飲みしました.作法がとても難しく,通常のお茶会より時間がかかりました.

台湾から来た留学生も初めてお茶会に参加.

吉祥の抹茶,松喰鶴地紋の釜, 黒楽の茶碗など抹茶や茶道具だけでなく,和室にある掛け軸や生け花にもこだわりを見せ,特別な空間を作り出していました.年号が変わり時代が過ぎていくさまを感じられたらという思いから,昭和天皇が吉野の地に巡行された際に,謳われた御歌が書かれている掛軸が飾られてありました.また,生け花は,本学に咲いていた十月桜とハナミズキとナンテンが生けられていました.

茶道部のメンバーの集合写真.